2022.03.18

【治療例】神経のない黒ずんだ歯を白くする方法2選

神経のない歯を白くする方法の解説

「子供の頃に前歯をぶつけて神経を抜いた歯が、大人になって黒くなってきて気になる」

「虫歯で神経の治療をした歯が一本だけ暗い色で目立つ」

そんな症状ありませんか?

これは神経のない歯に起こる変色で、今後放置しておくとますます歯が暗い色になってより目立つようになってきます。ぜひ適切な対処を行いましょう。

当院ではマウスピース矯正やホワイトニングを希望して来られる患者様が多いのですが、その中でも神経のない歯の変色を気にして来院される人も多いです。

「ホワイトニングで歯を白くしたいけど、前歯一本は神経ないけど大丈夫かな?」という質問も多いです。

ただ残念ですが、こういう症状の場合 通常のホワイトニングの効果は限定的で、一番白くなってほしい歯が白くならずに、周囲の歯が白くなって、よけい目立ってしまうなんてこともあります。

なので今回はそこについて解説していこうと思います。

今日は以下の構成でお話しします。

目次

  • 神経のない歯が黒くなる理由
  • 治療法1.ウォーキングブリーチ
  • 治療法2.セラミックでの修復

神経のない歯が黒くなる理由

まず治療法について解説する前に
なぜ神経がない歯が黒くなるかみていきましょう。

歯の中には神経と、それと同時に細かい血管も入っています。
神経のある歯は血液が循環していることで、歯に栄養が運ばれたり、古い物質を代謝することができます。
その歯の神経を抜くということは、同時に中の血管も抜くことになるので、代謝の働きがほぼなくなります。

そうなると血液成分や組織の変性物が代謝されず、古いコラーゲン様物質が歯の内部に沈着していきます。
その古いコラーゲン様物質がたまっていくと、歯は時間とともに褐色〜黒色に変色していき、歯の着色が生じます。

これが神経のない歯の着色の正体です。

つまり 神経のない歯は内部から黒くなってしまっているということです。

そのため一般的なホワイトニングをしても、白くなることはほとんどありません。

ではそれに対してどの様に白くしていくか見ていきましょう。

神経のない歯を白くする方法① ウォーキングブリーチ

まず一つ目の方法がウォーキングブリーチです。

神経のなくなってしまった歯に内部から薬を入れて行うホワイトニングです。

薬液を入れている間に勝手に白くなることからウォーキングブリーチという名前がついています。

【ウォーキングブリーチのメリット】

  • ご自身の歯なので、自然な仕上がり
  • 歯を削らずに治療できるので歯の強度を失いにくい
  • 価格が安い

【ウォーキングブリーチのデメリット】

  • 詰め物の多く入った歯だと効果がでにくい
  • 効果が出ない人もいる
  • 他の歯と厳密に色をあわせていくのは難しい
  • 薬液を海外から輸入するので、扱っているクリニックが今では多くない

この様な部分がウォーキングブリーチのメリットとデメリットです。

より詳しい内容はこちら

今では行なっているクリニックもそんなに多くなく、効果の出にくい人もいるので、後半でお話しするセラミックの治療をする人が多くなってきている印象ですが、ともかく安価で保存的な治療法になるので、適応できそうな人はまずはこちらの方法を行なってみて、それでもダメならセラミックにするという方がいいのではないかと僕は思います。

当院では、ウォーキングブリーチを行なって白さに満足いかない場合に行うセラミック治療に関しては、ウォーキングブリーチ分を価格から引かせていただきます。

歯は削るのは簡単だけど、もう2度と再生しないから、
患者さんの後悔が残らないようにそのようにしています。

2つの治療法で迷ったら、まずは歯を削らないウォーキングブリーチからしてみられてはいかがでしょうか?

当院でのウォーキングブリーチの価格はこちら

神経のない歯を白くする方法②セラミック治療

続いてがセラミックの治療です。

今では神経のなくなった歯に対する治療法の第一選択がこちらかなと思います。

もう被せ物になっていて、見た目が悪い時にも改善の為によく使用されます。

【セラミック治療のメリット】

  • 確実に白くなる
  • 非常に綺麗

【セラミック治療のデメリット】

  • 歯を削らないといけない
  • 価格が高価
  • 周りが周りが天然歯の中 完璧に色合わせをするのが難しい

この様な特徴があり、複数の歯を確実に(短期間で)綺麗にしていきたいという時にはセラミックのメリットが大きくなりそうです。

ホワイトニングでは出せないくらいの明るい芸能人のような白い歯の色も出していくことが出来ますし、そういったものを希望される場合にはそちらが良いかと思います。

ただしウォーキングブリーチの項目でも述べたように歯を削るのが最大の欠点になるので、現在どれだけご自身の歯が綺麗に残っているかによって、セラミック・ウォーキングブリーチ どちらを選ぶか選択した方が良さそうです。

セラミック治療の価格はこちら

ということで今回は神経の無くなって変色してしまった歯に対する治療法をお話ししました。

前歯の変色はすごく人の印象を左右しますので、今気にされている方はぜひお近くの歯医者さんにご相談ください^^

では今日はこれで終わります。

健やかにお過ごし下さい。
姫路スマイルデンタルオフィスでした。

カテゴリ
治療例

ヒメスマ

〒670-0927
兵庫県姫路市二階町64 アーバンデンタルオフィス2F

〒670-0927
兵庫県姫路市二階町64
アーバンデンタルオフィス2F
Tel:079-289-5981

  日・祝
10:00 - 19:00

▲日・祝のみ10:00~18:00になります。