2021.10.22

トラブル時の対応と補償

マウスピース矯正 トラブル時の対応と補償

どんな治療にも想定通りにいかない場合があります。

そんな時の対応についてまとめます。

【目次】

  1. トラブル時の対応
    1.1 アタッチメントが取れてしまった場合
    1.2 マウスピースがなくなってしまった場合
    1.3 マウスピースが浮き上がってきてしまった場合
    1.4 途中で歯の治療が必要になった場合
  2. 補償について
    2.1 部分矯正の際の補償
    2.2 全体矯正の際の補償

2.トラブル時の対応について

2-1.アタッチメントが取れてしまった場合

マウスピース矯正はマウスピースを歯に装着するだけではなく、それを補助するために歯の表面にアタッチメントという白いプラスチックの突起を装着します。

そこにマウスピースががっちりハマってくれて歯が動いてくるので、非常に重要なものですが、その分強い力がかかるところなので、このアタッチメント自体が外れることはよくあります。

特にマウスピース矯正を始めたばかりの頃は歯並びも悪くて、皆さんも付け外しが慣れていない時期なので、このアタッチメントが外れやすいです。

なので、マウスピースの付け外し時にアタッチメントが外れていないかチェックしていただきたいなと思います。

Q.もしも外れてしまったら?

基本的に外れたら早めにつけなおしをさせていただくことが必要です。

できるだけ早めに可能なら外れてから1週間以内くらいには付けなおしに来ていただけたらと思います。

矯正開始時に登録いただいた当院の公式LINEにて外れた旨をお伝えいただけたら状況に合わせて最適な指示をさせていただきますので、もしよかったらLINEにてご連絡ください。

2-2.マウスピースがなくなってしまった場合

紛失した場合、失くされたタイミングによって対応策が変わります

・マウスピースを付けて5日目とか6日目のように1週間近く付けてからなくした場合。

その場合は、次のマウスピースを試してみて、浮き上がりなく付けられそうであれば、そのまま次のマウスピースに         進む事ができます。

・もしも付け始めて1日目、2日目くらいで失くされたのであれば、そのまま次に進める確率は低くなります。

その場合は、無くなってしまったマウスピース1つあたり1万円程度の費用をいただいての作り直しという対応が必要になります。

マウスピースを作りなおすと、費用もそうですが、作りなおしに2週間程度の時間もかかってしまうので、絶対になくさないように頑張っていただきたいなと思います。

2-3.マウスピースが浮き上がって来てしまったときの対応

マウスピースを付けて歯を動かしていくと、マウスピースの動きと、歯の動きにずれが生じることがあります。

ちなみに適合状態が良いマウスピースの画像がこれです。

適合不良が起きると、大体前歯特に側切歯といわれる2番目の歯あたりに隙間が空いてきますので、ここは注意して見ていてください。

浮き上がりが生じてきたマウスピース

原因としては、セット時にチューイングシートをちゃんと噛んでいないことが多いです。

特に奥歯は何もなくてもマウスピース同士が当たって、ちゃんと適合しますが、前歯はチューイングシートでしっかり噛んでもらわないと浮いてきやすいので、ここはしっかりと嚙んでください。

Q.もしも浮き上がってしまったら?

まずはご連絡いただいて、確認させて頂きます。

その上で、適合が悪いマウスピースをしていると、歯が変な所に動いてしまうので、1つ前くらいの適合の悪くないマウスピースを付けてもらって、現在のマウスピースも持って来院ください。

適切は対応を行うようにいたします。

2-4.矯正中に歯の治療が必要になってしまった場合

マウスピース矯正をしている間に例えば何か痛みが出たとか、腫れが出たりして、治療が必要になってしまうこともあります。

マウスピース矯正はちょっとでも歯の形が変わると、しっかりとマウスピースが付けられなくなる可能性があるので、歯の形の変化は命取りです。

治療によって変化が生じた場合、小さな変化であれば、マウスピースに合わせて歯の形を整えることで対応できる場合もありますが、マウスピース自体を作り変える必要が出てくることもあります。

治療をされる場合は治療の前、もしくは治療後に当院までご連絡ください。

2.保障について

保障については全体矯正か部分矯正かによって内容が少し変わります。

〇部分矯正保障内容

部分矯正はマウスピース製作開始から 2年間 保障がききます。

最初に立てた計画の後、マウスピースの追加作成は1回までは無料でできますが、複数回の修正となると、追加の費用が発生します

逆に、初回に作った治療計画で矯正治療が終了した場合には、2年以内であれば後戻り等への対応や微妙な歯列の修正もできますので、念のために覚えておいていただけたらいいかなと思います。

〇全体矯正の補償内容

全体矯正はマウスピース製作開始から 5年間 保障がついてきます。

全体矯正は5年間の中である程度自由に計画を変更できます。そのため顎の成長過程でのマウスピースのずれなんかにも対応しやすいのがメリットです。

今まではシステム上、無制限で作り直しをすることができていましたが、最近ではインビザライン側で計画修正をしすぎると追加費用が掛かるような設定になったので、計画修正がたくさんたくさん必要ないように治療を組み立てていく必要があります。

保障はありますが、極力矯正のルールを守りつつ頑張っていきましょう。

全体矯正 部分矯正共に、患者さん自身に装着時間と装着や管理の方法をしっかり守ってもらいながら矯正を頑張っていただく必要があります。

ただその部分を守っていただいていたにもかかわらず、こちらの計画の問題や、骨の状況によってマウスピースの浮き上がり等の問題が生じることもありますので、その際には僕たちのできることをなるべく費用が掛からず行えるように対応しようと思いますので、よろしくお願いします。


何もなく、スムーズに行くように努力していきますが、やはり時にうまく行かないことも出てくると思いおますので、この情報が参考になれば嬉しいです。

これからの治療も頑張って、きれいな口元を目指していきましょう!

マウスピース矯正(インビザライン)オフィシャルコンテンツはこちらをどうぞ。

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