歯茎の着色除去

喫煙は、歯に着色してしまうだけでなく、血行不良によって歯茎の着色の原因にもなります。また、喫煙者だけでなく、受動喫煙者も着色することがありますので、ごくまれにお子様でも歯茎の黒ずみがみられることがあります。

虫歯を放置して、神経まで進行してしまった場合や歯周病を放置してしまった場合にも歯茎の変色がみられることがあります。そのような場合にはまず、虫歯治療や歯周病に対する治療を行います。

金属の被せ物を長期的に使用していると少しずつ金属が溶け出し、歯茎の黒ずみの原因となります。歯茎の着色除去に併せて、金属を使用しないメタルフリー治療を行う必要があります。

メラニン色素が沈着してしまった歯茎を、薬剤（フェノール）を使って治療していきます。新しい歯茎を再生させることで、綺麗なピンク色の歯茎を取り戻します。沈着が根深い場合は、何回かに分けて薬剤を塗り、しっかりと薬剤を届かせていきます。

歯科用レーザーを使用して、メラニン色素を取り除いていきます。色素沈着の状態（色の濃さ・範囲）によりますが、必要に応じて麻酔をした上でレーザー照射を行いますので、痛みを抑えることができます。また、薬剤にアレルギーがある方にはレーザー治療を行います。